昭和30年6月1日東京生まれ。1985年から料理教室を主催。単に分量・手法を伝えるだけではなく、「食」に対する魅力を幅広く伝える講習を行う。故事来歴にも通じ、季節や文化を大切にする一方、料理を科学的にとらえ、食材を最も生かす調理器具と調理法の紹介、レシピ開発など、多角的に奥深く掘り下げた内容に定評がある。講義・講演等、多方面で活躍中。
住 所 | : | 東京都新宿区西落合 |
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連絡先 | : | TEL. 090-2525-3442 |
住 所 | : | 学校法人大和学園 京都調理師学校卒 |
資 格 | : | 調理師・ふぐ処理師・薬膳指導員 |
仕事内容
講 演 | : | 幼稚園・小学校・中学校のPTA、教師、生徒、栄養師、給食関係者への食育講演 |
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料理教室 | : | 北山みどり 料理教室、 出張料理教室開催(全国出張) |
企業関係 | : | レシピの開発、講演、製品開発、デモンストレーション講習、製品活用料理講習、活用術 |
TV出演 | : | 日本テレビ、テレビ朝日、東海テレビ |
出版物 | : | 「子供の頭と体を元気にするごはん」(三水社) 「キッチンは鍋で変わる‐わたしの好きな道具たち‐」(三水社) 「食育実践ハンドブック」(三省堂) 「ミキサー&キッチンツールで魔法のクッキング」(司書房) 【雑誌の料理記事】 コスモポリタン(集英社)・メイプル(集英社)・dancyu(講談社)・LDK(晋遊舎)等 |
私が、料理に興味を抱いたきっかけは、育った環境にあります。両親は、食べることにも作ることにも、こだわりを持っている人達でした。週末になると、日本橋にある三越デパートに連れて行ってもらい、その頃の新しい食材や話題の料理等、様々なものに触れさせてくれました。母の雑誌に付いていた料理の本を愛読書にし、毎晩飽きもせず何度も何度もページをめくり、次の本が来るのをひたすら待ち続けた幼少期でした。
そんな私が小学校の入学祝いに買ってもらったのは、赤いフライパンでした。自分専用の調理道具に興奮し、目玉焼きを作ったことを、今でも鮮明に覚えています。オムレツに挑戦した際には、こんなにも難しいものなのかと驚きました。軽々とフライパンを振っていたシェフに憧れ、何度も練習をしました。その後作る喜びがどんどん増えていき、小学3年生の時には本を見ながらお節料理を作るようになり、中学生からは父親の分と二つのお弁当を作り始めました。初任給で購入した憧れの電気オーブンを使って、ケーキ作りへの挑戦も始めました。
結婚とともに、趣味の料理も家族のための料理に変化していき、そこでの経験が現在の仕事へと繋がっていきました。小さなマンションの一室で始めた料理教室でしたが、たくさんの方々と出会い、優しさに触れ、一つひとつが私にとって大きな勉強になったと感じています。その後、主人の転勤で京都へ行くことになり、京料理のあまりに高いレベルにショックを受け、京料理を得意とする京都調理師学校への入学を決断し、新しい知識と技術の習得に励みました。私の財産になった調理師免許・ふぐ処理師の免許を、この学校でいただけたことが、現在の自分への自信につながっているのだと思います。
東京に戻ってからは、兼ねてより興味のあった食べ物の故事来歴、食品の知識などを中心に勉強するようになりました。そして、日本料理のプロの技を伝えながら、家の中の料理道具を生かし、おいしく楽しく感動できる料理教室開催の夢を叶えることができました。更に、現在は薬膳指導員の資格を生かし、料理と健康についても、大きなテーマとして取り上げています。
これからも、出会いを大切にし、学び続けることを決して止めず、一人でも多くの方に、料理の楽しさ、大切さを伝えることができたら、これ程幸せなことはありません。出会った方々が幸せになれる料理を、これからも追い求めて参ります。